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7月8日「笑いの階段」

こんばんは。

今日、『適切な距離』の断片予告第6弾がアップされました。

http://www.youtube.com/watch?v=_btcQj1PzIk&feature=youtu.be

ワンカットを切り取って、本編映像の断片を予告としてYou Tubeで流して行こう、という撮影監督の三浦大輔案で15秒~40秒ぐらいの映像を作っています。その第6弾を今日アップしてくれました。

この映像、よくわからないでしょうか(笑)
何を感じられましたでしょうか?
それがこのシーンの全てです。前後が断絶されていても何かを感じてしまうカットだと自分では思っています。

僕が大学時代に学んだルコックシステムという演技システムのレッスンの一つです。

映画『適切な距離』は大学の演劇学科に通う大学生の物語です。ですので、僕はどうしてもルコックのレッスンを映像として取り込みたかったんです。
そして母校の近畿大学へ行き、盛加代子先生の授業に潜り込み、その日たまたま一回生がしていた「笑いの階段」をいうレッスンを映画に取り入れました。

「笑いの階段」は横にいる人から笑い(感情)を受け取って伝達していくというレッスンです。そして端の人は笑いのレベルを一段階上げて横の人に戻す。それを重ねることで笑いがドンドン大きくなって行くという。「ははははは」って。
笑いが大きくなりすぎて行くと、それは笑いではなく苦しいようにすら見えて来て、最後は苦しさを超えて死ぬ、というレッスンです。
演技のアンサンブルの稽古にもなりますし、笑うお芝居って結構難易度が高いのでそのレッスンにもなりますし、感情を上げて行くという基本的な演技教育の一環、だったような気がします。

僕が久々にこのレッスンを見て思ったことは、笑っている人を見ていると自分もわらけてくるということでした。
たとえ演技だったとしても「笑う」という行為には人を幸福な気持ちにする力があるだなあと思いました。
それが嘘か真かを超える瞬間を感じることができて、こりゃカメラにおさめてみたいなと。

本編において前後のシーン(シークエンス)を見ても、ここにこれをはめ込むということは必然だとも思いました。
なので、「これはっ!」と。
現場でもこれに対して面白いシーンだと感じてくれるスタッフがたくさんいて嬉しかったのを覚えています。

『適切な距離』はこれを含め、全部で三つのドキュメンタリーカットがあります。
つまり、どんなことが起ころうとこれを「OKカットとする!」と決め込んでスタートを言ったシーンです。
NGが存在しない、必ずそのまま本編で使用するシーン。
ここで行われているのは「演技のレッスンをしているというノンフィクション」です。

明日はこの「フィクションの中におけるドキュメントカット」について僕の想いを書きます。

では。
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2012-07-08 : 大江日記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

tekisetsu

Author:tekisetsu
映画『適切な距離』

2012年9月1日(土)~14日(金)連日21:00~新宿K's cinemaにて公開が決定した大江崇允監督最新映画『適切な距離』公式blog。第7回CO2にてシネアスト大阪市長賞(グランプリ)。主演の内村遥が男優賞受賞。断絶した親子関係。生まれなかった弟と母の幸せな生活。久々のコミュニケーションは、母の嘘の日記だった。

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