スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :

2月23日「演出って」

こんにちは。
『適切な距離』恵比寿映像祭の上映が無事に終わりました。
来て下さった方、ありがとうございました。



縁あってそこで菊池開人の友人で日本史の専門家(分かりやすく書くと、ですが)の人と飯を食っていて、刺激をもらいました。
いやあ、若いのに博識で、世界は広いなあと(笑)
自分は学がないだけでなく、脳も鈍いのやなあと。

そこで自分の仕事って何なんやろう、何の専門家なんやろうと考えました。
映画監督ってただの現場監督の名称ですが、演出って仕事があるんです。

演出家って見せ方の専門家なんですよね、多分。映画の場合は細かい流れを考えて、誰よりも作品の細部をイメージしていなくてはならない。そして指示出す。

でもね、答えなんてないんですよ。
優秀な人に囲まれると、正しい答えを何パターンも用意してくれる。
それを選択するのが仕事です。
選択とは選ぶって意味でなく、「徹底する」ことだと思います。

たとえ面白いアイデアでも多くを詰め込むとどれも面白くないアイデアに変わってしまいます。
ほら、食事も一緒でしょ?
一口ずつ美味しいものを50個食べてお腹いっぱいになっても、何を食べたかわかんないじゃないですか。
だからその中でやりたいこと、やるべきこと、観客と共有できること、色々考えるべきで、その先に選択をするんです。しかもなるべく一瞬で。
瞬発力も必要なんですよね、きっと。

やりたいことを絞る、タオルみたいに。削るのではなく、合体させちゃう。
似ているものは一つにまとめちゃう。
すると自然とその作品の匂いが漂ってきます。その匂いを敏感に察知してまた徹底して行く。

そのためにはボーッとその場に立つ、ってことが大事だと思います。
何となくその場の全てを感じてみる。
頭じゃなくて生理的な感覚を使って、時に世界を誤読することも必要なんじゃないでしょうか。

映画を作る人の仕事って曖昧なことをとにかく真剣に曖昧なものに仕上げることかなあと。これって言葉にならないですよね(笑)
曖昧さを徹底する?(笑)

うーん。難しい。
僕らの仕事って多分、現場があって、具体的なところで始めて言葉が生まれて来る気がします。
よく、演出を一言で言うと、みたいなことを聞かれますが、現場でしか語れません。本当の意味では。
それ以外の場所では浅はかな言葉しか出て来ません…。
これは僕の脳が鈍いからかもしれませんが(笑)

また雑記を書いてしまいました。
最後まで読んで下さってありがとうございます。

では。
スポンサーサイト
2013-02-23 : 大江日記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

プロフィール

tekisetsu

Author:tekisetsu
映画『適切な距離』

2012年9月1日(土)~14日(金)連日21:00~新宿K's cinemaにて公開が決定した大江崇允監督最新映画『適切な距離』公式blog。第7回CO2にてシネアスト大阪市長賞(グランプリ)。主演の内村遥が男優賞受賞。断絶した親子関係。生まれなかった弟と母の幸せな生活。久々のコミュニケーションは、母の嘘の日記だった。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。