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時光陸さんのインタビューです。

今回は弟役である時光陸さんからのインタビューです。

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1
『適切な距離』に出演する経緯を教えて下さい。

はい、某SNS上で募集要項を発見し、年代や設定も近いものがあったので、真夜中だったにもかかわらずその場で応募しました。
その後、書類審査とオーディションを通過し選んでいただくことになりました。
「礼司」は初めてオーディションで勝ち取った役です。

2
稽古で何か特徴的なこととかありましたか?

はい、丸一ヶ月行った稽古そのものです。

3
稽古で印象に残ったエピソードとかありますか?

はい、自分はすごい天然パーマなのがコンプレックスで、今までストレートパーマや、ヘアーアイロンに頼っていましたが、稽古を進めていくなかで、そういった偽りの行為は「礼司」にとっても、「俳優としての自分」にとっても「必要のないこと」なんじゃないかと気付き、天然パーマ丸出しで参加するようにしました。そのクリクリ頭がキャラクターとしてもピッタリだったみたいで、ヘアメイクもそれで採用されることになりました。その経験から「ありのまま」の大切さを学ばされました。ただ、クリクリ頭を初めて見た大江さんが、監督の許可なしでパーマかけたのかと勘違いなさり、少し叱られましたが。(笑)

それと劇中に「ポカーンとした顔の礼司」というのがあったのですが、普段したことがないことを自然にするというのがこんなにも難しいのか!と思い知らされました。その日の稽古が終わって、家に帰って鏡の前で顔がつる程練習しました。

4
脚本について、読んでみてどう感じましたか?

はい、正直初心者には難しすぎるやろ、と思いました。読めば読むほど迷宮入り、というか、いくつか出てくる中で、どの世界を軸に作っていけばいいのかが一番悩みました。その頃は正解を探そうとしていたのだと思います。ある時正解を諦めてみたら、目の前のことが全て正解に思えました。

5
主人公の生まれなかった弟、礼司を演じてもらいましたが、役柄についてどう思いましたか?
また、どう取り組みましたか?

はい、最初は可哀想な役なんだと思いましたが、監督や先輩役者さんと稽古を通じて、物語の中で「唯一の光」だという結論に至り、子どもの頃の素直な気持ちや好奇心、集中力を大切にしました。

6
撮影はどうでしたか?
印象に残ったエピソードとか教えて下さい。

はい、何といっても「したいこと」をさせてもらえている訳なので、楽しかったこと辛かったこと、全てのことが勉強でした。
カメラの櫻井さんには、「役者は自分の映り方をわかってないといけないよ」と教わりました。
撮影監督の三浦さんは皆が寝ているにもかかわらず、照明を試行錯誤してらっしゃいました。
衣装の増川さんと知さんは、いつも寒くないように気を遣ってくださり、メイクの平野さんは、ややこしい天然パーマを毎日セットしてくださいました。
制作の横田さんの優しい手料理も自分を含め、全員の活動源でした。
改めて「映画」は素晴らしい芸術だと思いました。

7
演じたり観たりして、好きなシーンとかありましたか?

はい、自己満足になってしまうのですが、ゴキブリを触るシーンが好きです。初め台本には「ゴキブリをティッシュでくるみ、捨てる礼司」とあったのですが、役を感じていく内に「礼司なら素手で触る」気がしてきて、監督に変更していただきました。生のゴキブリには鳥肌がたちましたが、初めて「俳優」の仕事をした気がした、大切なシーンです。

8
共演者やスタッフはどうでしたか?

はい、前述のとおり素晴らしいチームです。初めての映画制作現場だったので、自分の中で「適切な距離」チームが映画制作の根本になったと思います。

9
監督のことについて聞かせて下さい。

はい、役者のくせに大江監督の演出には敵いませんでした。かつて役者としての活動をされていたことも大いに関係あるのだと思いますが、人間の小さな動きの心理描写や、人間関係の描き方は素晴らしいですし、見習いたいところです。派手すぎず地味すぎず、いつも「適切な演出」をつけてくださいました。
何かハプニングや変更点があると、周りがとやかく言うのを両手で一切断ち切り、自分の世界に入り、数秒で「こうしよう」となる。あの瞬間がものすごくカッコイイ!

10
弟の礼司として雄司のことをどういう存在だと受け止めていましたか?

はい、やはり羨ましいという気持ちはありました。無事に産まれたこと、母親の愛情を受けられていること。そのくせに母に反抗的で、親不孝な兄が少しだけ憎くもありました。僕が産まれていたら母もあんなに苦労しなかったと思います。


最後に自由に何かあったら教えて下さい。

色んな思いが秘められた、映画「適切な距離」が、一人でも多くの方に観ていただけるように願います。
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2012-02-23 : 創作の過程 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

tekisetsu

Author:tekisetsu
映画『適切な距離』

2012年9月1日(土)~14日(金)連日21:00~新宿K's cinemaにて公開が決定した大江崇允監督最新映画『適切な距離』公式blog。第7回CO2にてシネアスト大阪市長賞(グランプリ)。主演の内村遥が男優賞受賞。断絶した親子関係。生まれなかった弟と母の幸せな生活。久々のコミュニケーションは、母の嘘の日記だった。

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